連続バンド小説 「俺はまだ速弾きができない」 第11話2019/05/27 『Change The World and Eye Point』 ポールダンスを初めて観たのは、旅行で友人とラスベガスを訪れたときだった。 LAから車で砂漠の闇の中を突き抜けた先に、突如不夜城のように現れたカジノ・シティが俺達を照らした。……
連続バンド小説 「俺はまだ速弾きができない」 第10話2018/09/11 『超高気圧ガール』 アルコールによる天啓により、 「ウグイス嬢が必要だ」 と、言ったときに、ほうじゅは、 「お前、頭大丈夫か?俺達はヘヴィメタル・・ましてや"スラッシュメタルバンド"なんだぞ!?」 と、返した。……
連続バンド小説 「俺はまだ速弾きができない」 第9話2018/09/06 『俺は貴族』 そもそもヨーコ。先生というキーボーディストがいたし、鍵盤を増やす必要は無かった。 前様(バンド内通称 ※本名が「前田」より)を初めて見たのは対バンしたときで、「王様と下僕」というヘヴィメタルバンドで彼は「下僕5号」と言……
連続バンド小説 「俺はまだ速弾きができない」 第8話2018/08/11 『NYは今日も雨』 2012/01 俺達はバンド運営に完全に行き詰っていて、憔悴していた。 時点で顧客に対して、最高のサービスを提供できているかと言うと、答えは"No"だったからである。 今思うと、当時のバンドの問題は演……
連続バンド小説 「俺はまだ速弾きができない」 第7話2018/05/28 『その男、角刈りにつき』 2006年に一度つぐものを解散した後、俺はタケと一緒に新しいバンドを立ち上げた。 真面目なメタルバンドをやろうというのがスローガンだったが、別に"つぐもの"を真面目にやってなかったわけではなく、元ヤンが見た……